「営業しろ」「交流会に行け」「DMを送れ」は本当?
フリーランスとして活動を始めると、さまざまなアドバイスを耳にします。特に多いのは、
「営業しろ」「交流会に行け」「DMを送れ」──
というもの。でも、人には得意不得意がありますよね。
私は、異業種交流会というものが苦手なタイプです。もしそのような交流会に行ったとしても恥ずかしすぎて、営業するとか絶対にできない。
私のように考えるデザイナーは少なくないのではないでしょうか。そういう時まずは、自分ができそうな集客方法から始めれば十分です。頑張りすぎると疲れてしまい、長続きしません。
交流会に行かなくても案件は獲得できる
私は異業種交流会にも、同業の交流会にも行ったことがありません。
でも、低単価で仕事を受けることはありません。
営業や集客が苦手なら、無理に人と会う場に飛び込む必要はないですし、自分に合った方法で案件を探していきましょう。
クラウドソーシングは低単価。は本当?
「クラウドソーシングは低単価ばかり」と言われることもありますが、実際には予算のあるクライアントもたくさんいます。単に、実績やスキルがよく分からないデザイナーには高単価を出しづらいだけのこと。
大切なのは、
自分のスキルを過大評価せず、かといって過小評価もしないことです。
つまりは客観的な自分のデザインスキルの適正価格を探れるようになること。
そうすることで、クラウドソーシングでも適正価格で案件を獲得できます。低単価でしか仕事が受注できない人は、まず自分のスキルが客観的に見て高単価で受けられるレベルか?を振り返ってみる必要があるのです。
クラウドソーシングで代表的なもの
・ランサーズ
・ココナラ
・クラウドワークス
この3つは登録しておきましょう!
クラウドソーシングでの案件獲得方法の記事も書いています。
実力のあるデザイナーほど価格設定が低めなワケ
スキルのあるデザイナーほど、自分の実力を過小評価してしまうことがあります。私がご相談を受けるデザイナーさんたちはスキルも経験もある方が多いのですが、そのような方たちは遠慮して価格を安く設定してしまい、高値で売ることが苦手な人が多いです。
ただ、ちゃんとしたクライアントは、デザイナーのスキルを適正に見極めています。
なので安心してほしいのですが、きちんとした実力があるデザイナーは、ゴリゴリ自分から営業をかけなくても、好条件で継続的に仕事を振ってくれる企業さんと長く付き合っていけます。
営業しなくても選ばれるデザイナーになる
意外かもしれませんが、
- 見る目のあるクライアント
- 大企業など、一定規模以上の組織
このようなクライアントは、積極的にゴリゴリ営業してくるデザイナーを敬遠することが結構あります。なぜなら、以下のような背景があるからです。
- 質の高いデザインを求めているクライアントほど、デザイナーの営業力よりも実績・スキルを重視する
- 高スキルのデザイナーは、営業しなくても仕事があることを知っている
- 信頼関係を大切にする企業は、押し売りではなく、良質で対等な関係構築を求める
このような背景から、営業が苦手でも
- 自分のスキルを上げる
- 実績を見せる
- 適正な価格を知る
これだけのシンプルな方法で、自然と選ばれるデザイナーになれます。なぜなら世の中の需要と供給はちゃんとバランスするようになっているから。
営業が得意ならどんどんアプローチすればいいですが、苦手なら無理に頑張らなくても大丈夫。自分に合った方法で、心地よく仕事を続けていきましょう。